【人によって違う】台詞を覚える5つの方法【あなたはどのタイプ?】

うそ臭い演技を改善したい人台詞を覚える方法を知りたい人
「台詞を覚える方法を知りたい。台詞を覚えられないかもしれないから舞台に立つのが怖い。台詞を飛ばす夢を見る。台本を何度も読んで覚えたつもりでも、いざ稽古になると台詞が飛んでしまう。初心者でも台詞を完璧に覚えられる方法があれば教えてください」

という疑問にお答えします。

本記事の内容

台詞は完璧に覚えなくていい
台詞を覚える5つの方法
覚えるなら夜がいい?

演劇初心者に「演劇の何が大変ですか?」と聞くと大抵「台詞を覚えなくちゃいけないのが大変」と言います。
確かに、2時間もある物語の台詞を一字一句覚えなさいといわれたら大変です。

しかし、演劇をある程度こなしていくと、慣れもありますが台詞を覚える事がそれほど苦ではなくなってきます。
もちろんこれも役者によって考え方は違うでしょうが、少なくとも僕は「演劇の何が大変か」と言う問に、「台詞を覚える事」とは答えないでしょう。

なぜならコツさえ掴めば台本を覚えるなんて簡単だからです。
2時間の演劇の台本なんて1ヶ月も稽古していれば自然と覚えます。

台詞を覚えるには「演劇においての台詞の重要性を知る」
そして「自分に合った覚え方を知る」事です。
まずは台詞の重要性について解説していきましょう。


台詞は完璧に覚えなくていい

俳優の綾野剛さんはあるインタビューで
「セリフを完璧に覚えない。揺らいでいるくらいで覚える。ガッチリセリフを固めていくと、『このセリフなくていいよ』と言われたら、できなくなってしまう。」と答えています。

また嵐の二宮さんは
「台本は自分のところしか読まない」「『全部読みなさい』って怒られるけど、あえて読まない」というやり方。
「たとえば今、うちのお袋がどこで誰と何を喋ってるか、わかんないじゃないですか。それが当たり前でしょ? でも台本にはそういうことも書いてあるんだよね。俺にとって知らなくっていい情報がありすぎるの」とのことです。

みなさん、初めは台詞をしっかり覚えていたそうですが、長く続けるにつれて段々「台詞を覚えない大切さ」に気づいていきます。
もちろん全員がそうではありません。
遠藤憲一さんは、「覚えるのが苦手なので人の倍は台本を読み込むようにしている」とおっしゃっています。

演劇の初心者にお勧めはあまりしませんが、台詞は完璧に覚えない。
よどみや思い出しながら語る人間らしい雰囲気をなくしてはいけないという事です。

さらに言えば、稽古中台本は変わっていきます。
時間の都合や役者の技量によって、足したり除かれたりしていくのです。

それをするのが稽古ですから、折角覚えた台詞がなくなってしまったとしても落ち込む必要はありません。
また、完璧に台詞を入れておくともう一つ、問題が起こります。

それは「相手が台詞を飛ばした場合」の対応です。
ドラマではカットでしょうが、演劇にカットはありません。

もし自分の前の台詞が変わったり、いつもとタイミングが違ったり、そもそも言ってもらえなかったり・・・
という事が起こりえるんです。

もしその時に、自分の台詞じゃないから言えない。このタイミングじゃないといえない!
と覚えていたら、相手のミスにあなたも巻き込まれてしまいます。

完璧に覚える事が悪いのではありません。
完璧よりも理想的な状態というのがお芝居の世界には存在するんです。

しかし、だからと言って台詞がまったく入っていなければお芝居になりません。
次からはタイプ別、台詞を覚える方法を解説していきます。

台詞を覚える5つの方法

ある人は台詞を1000回唱えろ。といいました。
ある人は台本を一度見ただけで覚えられるといいました。
記憶力の良い人、身体で覚えるタイプの人などなど

いろんな人が居ます。

台詞の覚え方も人に合ったやり方というものがあるんです。
今回は5タイプに分けて、解説していきましょう。


勉強が苦じゃない人は
書いて覚える「松山ケンイチ」タイプ

学生時代、勉強が苦ではなかった、または厳しい受験戦争で勝ち残ったという実績を持ったあなたは
台詞を書いて覚えるのはいかがでしょうか。
手を動かすというのは物事を記憶する際に有効な手段だといわれています。

この方法は、芦田愛菜さん杏さん等が行っている覚え方です。
ノートへ台詞を書き写す、資格勉強スタイルで覚えてみてはいかがでしょうか。


読書が大好きな人は
読んで覚える「安達祐実」タイプ

本が好き、活字を読むのが苦にならないというあなたは
台詞をひたすら読んで覚えるのはいかがでしょうか。

この方法は、橋爪功さん井上真央さん本田望結さん等が行っている覚え方です。
登場人物の感情や世界観を読み取りながら繰り返し読むのがコツです。


物事は身体で覚えるという人は
声に出して覚える「藤原竜也」タイプ

頭で考えるより、身体で覚える!というあなたは
台本を声に出して覚えるのはいかがでしょうか。
この方法をとっている役者さんが一番多いようです。

この方法は、真矢ミキさん堺雅人さん等が行っている覚え方です。
歩きながら声を出す。大きな声を出すというのも科学的に効果があるそうです。


人の声や話を覚えるのが得意な人は
聞いて覚える「福山雅治」タイプ

話した人の声を忘れない。といった、人を覚えるのが得意なあなたは
音で聞いて覚えるのはいかがでしょうか。
自分や身近な方の台本の読みを録音。それを繰り返し聞くのです。

この方法は、福士蒼汰さん等が行っている覚え方です。
声に出して読む。とも少し似ていますが、声を出してその声を聞く。というイメージです。


天才肌の人は
映像として覚える「木村拓也」タイプ

一度読めば大抵覚えられるというあなたは
台本を映像として読み深めるのはいかがでしょうか
読みながらどういうシーンか、どこに誰が立って、季節は、服装は・・・などを映像として記憶する方法です。

この方法は、えなりかずきさん等が行っている覚え方です。
覚え方というより、より物語を掴む方法です。
台本をより立体的に読み解く、演出家よりの読み方です。


その他にも、書きながら読んで覚える。とか
相手役の人と読み合わせて覚えるなどなど

色々な覚え方があります。
自分なりに一番覚えやすい方法を見つけてみてください。

覚えるなら夜がいい?

ちなみに、脳は眠っている間に一時的な記憶を永続的な記憶に切り替えていくそうです。
台本を覚えるのは夜寝る前が理想的でしょう。

古田新太さんや中居正広さんは寝る前にお酒を飲みながら台本を覚えるそうですが、ある意味理にかなっているんでしょう。
お酒が必要かどうかはおいておいて・・・。

という事で、タイプ別台詞の覚え方でした。
最後まで読んでくださってありがとうございました。

お芝居がんばってください