【即興劇あるある】エチュードとインプロの違いって何?【練習と本番の違い】

うそ臭い演技を改善したい人エチュードとインプロの違いを知りたい人
「エチュードとインプロの違いを知りたい。即興劇初心者です。二つの言葉を聴きました。どちらも即興劇を表すようですがなんで同じ意味の言葉が二つあるんでしょうか。雑学として知っておきたいので教えてください」

という疑問にお答えします。

本記事の内容

即興劇とは
エチュードとインプロの違い

まず、エチュードもインプロもどちらも演劇界では即興劇という意味で使われています。
即興劇というのは台詞を決めずにその場でやるお芝居の事です。

じゃぁなぜ演劇人たちは「即興劇」と呼ばすにわざわざ、
「エチュード」とか「インプロ」という風に呼ぶんでしょうか。

理由は二つ。一つは「カッコつけたいから」
もう一つは、「即興劇が細分化されてきた」というのが関係しています。

以前「演劇」と呼ばれていたものが次第に
「新劇」とか「アングラ演劇」とか「ニューアングラ演劇」とか呼ばれだしたのと同じように。
「新劇」「アングラ演劇」についてはこちらで紹介していますのであわせてお読みください。
「こんなに種類があるの!?演劇のジャンル一覧」

どういうことなのか、詳しく解説していきます。

即興劇とは

即興劇とは台本を用意せずに、即興的な演技手法を用いて、俳優が自発的に演じる形式の演劇のことです。
言い方を変えると「アドリブ芝居」ですね。言葉でなんとなくのニュアンスは伝わると思います。

では次に、本題のエチュードとインプロについて解説します。

エチュードとインプロの違い

エチュードとは
フランス語で「器楽の練習のために作った楽曲。練習曲」という意味。
もともとは音楽用語だったんです。

インプロとは
「improvisation(インプロビゼーション)」の略で
これも音楽用語で「即興曲」という意味。

演劇界ではエチュードもインプロも同じ即興劇を指しますが、エチュードには練習という意味があります。
「とりあえずラフでやってみよう」そこから何か作っていこうというのがエチュード。

インプロは、即興なんだけど、お客さんに観てもらうための即興劇。
どういうことかって言うと、劇場で、お客さんの前でやるんですよ。

お客さんがどれくらい居て、どういう舞台の形で、時間帯やインプロをやるタイミングはいつか。という条件がある。
そのなかで、最善のものはどれか。というのがインプロです。

今日のお客さんは学生が多いな。学園を舞台にしたら共感されやすいかもな。とか
今日は主婦が多いから、主婦あるあるを入れたら面白いかもね。という具合です。

さらに短く言えば

エチュードは練習
インプロは本番

どちらも即興劇ですが、練習か本番かでちょっと意味合いが変わっているんです。

以前はどちらも即興劇でよかったんですが、演劇のワークとして即興劇が取り入れられてきた事。
そして、即興公演というものが浸透してきた事から、この二つの即興劇を明確に分ける言葉としてエチュードとインプロという単語が出てきたのではないかと思います。


まとめ

エチュードとは
フランス語で「器楽の練習のために作った楽曲。練習曲」という意味

インプロとは
「improvisation(インプロビゼーション)」の略で「即興曲」という意味。

どちらも元は音楽用語で、演劇界では

エチュードは即興劇の練習
インプロは即興劇の本番

という意味。

いかがだったでしょうか。
即興劇豆知識。どこかで披露してみてください。