【役者が惚れる観客になろう】役者を褒める5つのテクニック【具体的に褒めよう】

うそ臭い演技を改善したい人役者はどう褒められると嬉しいか知りたい人
「役者はどう褒められると嬉しいか知りたい。単純に演技が上手いね。だけじゃだめ?もっと踏み込んだところを褒めてあげたいけど、的外れな事を言ったら逆効果だし、役者の人が言われたい褒め言葉ってなんなんでしょうか。教えてください」

という疑問にお答えします。

本記事の内容

演劇に関わっているのは役者だけじゃない?
役者を具体的に褒めよう

役者は基本褒められたがりです。
構われたいんです。自分が一番じゃないと嫌なんです。

しかし大概の役者は「僕は違うよ。僕は褒められたくて芝居してるんじゃないんだよ」と、
構われたがりな部分を隠します。

もちろん全員が全員そうではありませんが、
褒められて嫌な気分になる人間は居ません。

では、どう褒められると役者たちは喜ぶんでしょうか
ポイントは「具体的に褒める」です。

くわしく順を追って解説していきましょう。

演劇に関わっているのは役者だけじゃない?

まず、演劇にはいろんなスタッフが居ます。
音響・照明・美術
制作・演出・脚本
そして役者

それぞれで担当が違いますからこだわっている部分も違います。
脚本家さんに「あの演出素敵でした」と褒めても
「演出家さんに伝えておきますね」となるでしょう。

いろんなスタッフが居ますが、ちょっとまてよ、と。
みなさんこう思っていませんか?

「今回は役者が惚れる褒め言葉を教えてくれるんじゃないの?
脚本とか演出とか今関係ないでしょ」と。

そう思うのももっともです。しかし、関係あるんです。
なぜなら

【役者兼演出家】や【役者兼脚本家】
という兼任をしている人は案外多いからです。

特に自分で劇団を持っていたり、その劇団の中心的なポジションの役者さんは
様々な役職を兼任して演劇に深く関わっています。

そういう人たちには、役者としてだけでなく、兼任したポジションについても褒める。
それが重要なんです。

音響・照明に関しては現場にかかりきりになるし、その道のプロの方がいらっしゃるので
役者が兼任する事は滅多にありません。

しかし、特に地方劇団などでは、団長が「主演・脚本・演出・制作・美術」を勤めることもままあります。
そういうときの為に、「脚本・演出・制作・美術」とは何かについて解説します。

脚本
演出
制作
美術

脚本
説明するまでもありませんが、舞台の物語のことです。
自分の書きたいテーマで書くときもあれば、

あらかじめテーマや大筋が決まっていてそれに沿って書く場合もあります。
公演する劇場の特徴や、出演する役者を想定して書く「宛書き」という書き方もあります。


演出
脚本を、舞台でどういう風に見せるかの演出を考える仕事です。
照明をどう使う。音響は、舞台セットは、役者の演技はもちろん衣装や小道具などなど
舞台上の全てを決める人です。

選択する仕事ですから、演技指導したり、何か提案したりということはあまりしません。
スタッフそれぞれの出してきた答えにイエスかノーをはっきり伝える役職です。


制作
お金やスケジュールなど、演劇を現実的に考える仕事です。
演出家のしたいことを全部やろうとすると公演が赤字になってしまう。とか

観客動員がコレくらい見込めるからチケットはいくらに設定したら良いなどなど
実際公演をする上で一番大切な役職です。


美術
舞台セットのデザインをしたりする仕事です。
色を塗ったり絵を描いたりします。
普通の絵画と違うのは、モノによると何メートルもある大道具に絵を描きますから大変な作業です。


これらはそれぞれの劇団の体制によって大きく違いますが役者と兼任して行うことがあります。
どの役割も責任ある大切な仕事です。役者をしながらこれらも請け負うわけですからその負担は相当なものでしょう。

普段役者としてしか褒められない役者兼演出の人に「役者も良かったけど演出も素敵だよ」
と伝えれば、その人からの好感度はグッと高まるでしょう。

役者を具体的に褒めよう

ではいよいよ、役者の褒め方です。
役者には様々な人種が居て「これを言えばみんなイチコロ!」というものはありません。

ありませんが、好きな役者のなんともいえない雰囲気や感覚を褒めたいときに
ありきたりな言葉より、より的確に表現できる言葉の方が良いですよね

「なんとなく雰囲気が良かった」より
「あなたのミステリアスな雰囲気が舞台上を支配していた」と伝えた方が、具体的だし嬉しいです。

具体的な褒め方のテクニックをいくつか紹介します。

シーンや台詞など、をピンポイントで褒める
目立っていたシーンを褒める
他の観客の反応を伝える
質問形式で褒める
相手が居ないところで褒める

シーンや台詞など、をピンポイントで褒める

全体的に褒めるより、具体的に「このシーンの一瞬の間が良かった」とか
「あの台詞が特に心に刺さった」などなど

ピンポイントで褒めてください。細かい所作を褒められると、
「そこまで見てくれていたんだな」と長い稽古が報われた気持ちになります。


目立っていたシーンを褒める

「この時あなたが一番目立っていた」と、その役者のハイライトシーンを褒めます。
大抵の場合は本人にも自覚がありますので、会話も弾むでしょう。

「照明もあなただけ照らしてたよ」とか「あなたを中心に舞台が動いてたね」など
舞台全体をその役者が支配していたという事を伝えてあげましょう。


他の観客の反応を伝える

他のお客さんたちがどういう反応をしていたかを伝えて褒めましょう。
たとえば「前列のお客さん泣いてたよ」とか「カーテンコールのとき一番拍手が大きかった」などなど

自分だけじゃなく観客全員の意思を伝える事で、
役者の自信やモチベーションにもつながります。


質問形式で褒める

褒めたいところを質問っぽく伝える。
「どうしてあんな繊細な演技ができるの?」という感じ。

役者がというより誰しもがそうですが、
さりげなく褒められると気持ちが良いものです。


相手が居ないところで褒める

たとえば演出家さんや舞台監督さんに「あの役者さん良かったです」とか伝えておくと、
次回公演で役者さんの出番が増えたりするかも・・・?


まとめ

役者にはできるだけ具体的に褒めましょう。
また、他の役割を兼任している場合はその役割についても褒めていたわってあげましょう。

良い役者は褒められたら次はもっと良いものを、次はもっと。と
どんどん成長していきます。

お客さんが役者を育てるんだという気持ちで、いっぱい褒めてあげてください。

では、いい観劇ライフを!