【仮面をはずすメソッド】演技がナレーションっぽくなってしまう人へ【もっと大胆に演じるには?

うそ臭い演技を改善したい人

演技がナレーションっぽくなってしまう人
「いつももっとテンションあげて!とか大げさなぐらいがいいかもっていう風に言われることが多くて
私的には思いっきりやってるつもりなんですけど、キャラクターと言うよりナレーションになってしまってるみたいな感じで・・・。
無意識にリミッターがかかっちゃってるのかなと思うんですけど、もし何かアドバイスとか、あったら教えて欲しいです!」

という疑問にお答えします。

はじめに

  • 自分ではそうは思ってないんだけど、回りから「萎縮してる?」といわれてしまう。
  • 自由にやってるつもりなのに「表現が硬い」とか「動きが小さい」と指摘されてしまう。

そんな方に読んで貰いたい記事です。

僕も昔、高校生くらいの頃にある演出家さんからこんな事を言われました。

「トッキーはあまり表情が変わらない。」

某演出家

と。でもそうは言われても自覚はありません。
自分としてはにこやかに演じているつもりでしたから。

僕の中ではこれで伝わると思ったんです。でも伝わらない。
どうしたら良いのか、当時の自分にはまったく答えがみえませんでした。

答えはシンプル

今思えば、そんなのどうってことない問題でした。
すぐに直るとは言い切れませんが、解決方法はとても簡単です。

今回はその解決方法についてご紹介します。

演技がナーレションぽいってどういうこと?

まず、演技がナレーションぽくなるってどういう状況でしょうか。
一言で言うと「説明的」ということです。

言葉をしっかりと相手に伝えようとするから、アクセントや声に乱れがなく、綺麗に聞こえる声
それがナレーションっぽいんです。

たとえば、「よっこいしょ」と言ってみてください。
大抵の人は「よ」にアクセントが付くくらいで聞き取りやすく発音できたと思います。

しかし、実際「よっこいしょ」と発言する場合は、なにかを持ち上げたり、自分が勢いをつけて立ち上がったりするんじゃないでしょうか。
なにかを始める掛け声で使うはずです。

であれば、「よ」のまえに「ぃ」が入ったり、「っ」の間伸びたりと、
言葉が乱れるんじゃないでしょうか。

声だけで読む場合と、実際に立ち上がりながら読む場合

とこのように、喉だけで発声する場合と動きながら発声する場合では言葉の乱れが違います。
この乱れを無視して声だけで演技している事が「ナレーションぽい」んだと僕は解釈しています。

極論、なにか特別な意図がなければ、立ち上がりながら掛け声が出れば台詞が「よっこいしょ」ではなくなってしまっても良いと思います。

もちろん、ナレーションが悪いわけではありません。
状況によってはその読み方が必要な場合も多々あります。

しかし、自分がイスから立ち上がらなければいけないシーンで、ナレーションぽく「よっこいしょ」といってしまうと
なんだか、説明的に見えてしまいます。

これは、どうやって改善すればいいんでしょうか。答えはもっと大胆にやればいいんです。
綺麗にしゃべろうとせず、正直に、大胆に演じるんです。

それでは次は、もっと自由に大胆に演技するにはどうしたらいいかについて解説しましょう

自由に大胆に

自由に大胆に演じるには?

その人の人柄や性格にもよりますが、演技が控えめな人というのはいます。
また、感性の違いというものもあります。

悪役の優しい一面を合間で表現するとき
「一瞬笑顔を見せるだけで伝わるだろう」と思う人も居れば
「笑いながらないている顔を見せれば伝わる」という人も居れば
「短いやさしいエピソードを入れる」という人も居ます。

感性というか、やり方の違いです。
どれが正解という事はありません。が、どれを選択するか決めるのは演出家であって役者ではありません。
演出家が「もっと大胆に」といえば役者はたとえ「やりすぎでは?」と思ってもそのリクエストに答えなくてはいけません。

そんな時どうするか。簡単です。
演出家に「やりすぎ」と言われるまで大胆になれば良いんです。

やりすぎと言われるまでやってみる

で、「やりすぎ」と言われたら、そこから徐々に下げていけば良いんです。
ちょうど良くなるまで。

なんとなく気恥ずかしいかもしれません。やりすぎて笑われるかもしれない。
しかし、「私ならこんなことしない」という心の中のリミッターを今は外してみましょう。

自分の限界を決めずに、全身で表現しましょう。
口だけで表現していた表情を顔全体で表現してみましょう。

指先だけの演技を体全体で表してみましょう。
やりすぎたら削れば良いんです。

演技の最小値はわかっているんですから、徐々にリミッターをかけていけばいいんです。

閑話休題

もしかしたらコレを呼んでいる人は、演技が大きい人はトクだよなと思うかもしれません。
最初から動きが大きいから楽だよなと。
しかし、実はそうでもない。

なぜなら、演技が大きい人は今度「小さく出来ない」んです。
演技の最小値を知らないから、常に全開でリミッターがかけられないんです。

だからできる役と出来ない役の差が激しいんですね。
周りにそんなタイプの役者さん居ませんか?

僕は演技の最小値を知っている人のほうが調節が出来る分演技に関しては有利だと思っています。
このアドバンテージをぜひ、活かしてほしいですね。

自分の思っている動きと実際の動きがリンクしているか

もう一つ、「自分は大きく自由に演技しているはずなのに、周りから萎縮していると思われる」
という問題についてですが

自分の理想と、実際の動きがリンクしていない可能性があります。
イヤホンをつけながら歌を歌うと、実際以上に自分の歌が上手く聞こえますよね。

あれと同じ現象が起きているかもしれません。
まずは、自分の演技、動きを動画で録ってみてください。

もし自分の思っている動きと違ったら、その差がなくなるまで練習しましょう。

自分の気持ちに素直になる

最後にもう一つ、自分の気持ちに正直に演技してみましょう。
「こう動きたいけど邪魔かもしれないから」とか考えていると、
たとえ自分は自由に動いているつもりでも無意識のうちに動きに制限がかかってしまいます。

良い悪いは演出が決める事、自分はこの演劇を面白くするための最善を尽くそう。
そう考えてみてください。

自分のやるべき事が見えたら、その気持ちに素直に行動しましょう。
それでもし怒られても、舞台の為ですから落ち込む必要はないんです。


まとめ

やりすぎと言われるまでやってみる
自分の思っている動きと実際の動きがリンクしているか
自分の気持ちに素直になる

いかがだったでしょうか。
自分に正直に大胆に出来そうでしょうか。
「自分ならこうしない」という殻を破ってみてください。

きっともっとお芝居が楽しくなるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

お芝居がんばってください!