【演技力向上】楽しいミニゲーム!ワンワード解説【0円でできる即興劇】

うそ臭い演技を改善したい人

演技力を向上したい人
「演技力を向上したい。一体どうしたらいいんでしょうか。演技力向上の為のワークやゲームがあれば教えてください」


そんな方に詳しくお伝えします。
この記事を読めば、誰でも簡単に楽しみながら演技力を鍛えることが出来る。
しかも道具も何も必要ありません。役者が二人以上いればそれだけでオッケーなゲームをご紹介します!

そのゲームとは、ワンワードです。
即興劇のワークでよく使われるミニゲーム。
とても簡単で面白いゲームなんですが、これ、演技力を養うのに最適なんです。

ワンワードとは

二人で交互に言葉を言い合って物語を作るゲームです。

まず物語のテーマを決めます。場所でもいいし台詞でも良いし「あったかい話」とかでも全然良いです
最初はすこし具体的に決めた方が良いかもしれません。今回の説明では「サーフィン」にしましょう。

役者:Aさん・Bさん

物語のテーマ:サーフィン

役者はお互い向かい合って、文節ごとに言葉を区切りながら話を作っていきます。

  • A「熱い」
    • B 「日には」
  • A「サーフィンに」
    • B「限る」
  • A「今日の」
    • B「海は」
  • A「サーフィンに」
    • B 「うってつけだ!」
  • A「波が」
    • B 「来た」
  • A「乗ろう」
    • B 「すると」
  • A「波は」
    • B 「僕に」
  • A「語りかけてきた」

というような感じ。
役者同士の立ち位置は向かい合うでも、漫才師のようにお客さんの方を見て並んでも良いです。

面白いの?

面白いです!誰も予想しない物語になっていくから。
このワンワードではお客さんはもちろん、役者も結末を知りません。
だからこそ、その場で起こる奇跡的な展開に興奮するし、予期せぬワードで思わぬ名作が生まれたりするわけです。

終わった後にみんなで物語を考察しても面白いですよ。

このゲームの効果・効能

まず一つは演劇を楽しめるということ。思いもよらない展開を相手と作ってみてください。

もう一つ、このゲームの特徴は自分の言う次の言葉を相手に託すというところ。
そうするとどうなるか。ほぼ100%自分の思い通りの展開になりません。

たとえば、Aは「サーフボードを忘れてしまったから落ちている流木で波に乗る」という展開を思いついたとして
それをBは知りませんから「サーフボードを」と台詞を渡しても、Bが「忘れてしまったから」と答えてくれる確立は限りなく低い。
このように、自分以外の人と物語を作る以上、自分の思ったとおりの展開にはならないのです。

それを楽しむゲームなんです。
即興劇は急展開の連続です。自分のやりたいことだけに捕らわれているとすぐに置いていかれます。
ですから即興劇では「相手のしたいことをする」がとっても大事。
ワンワードはそれを学ぶゲームなんです。
そしてこの「相手のしたいことをする」って演技する上でとても大切なことなんです。

だって、相手を考えずに台詞だけ喋っていたら、それはただの「独り言」になってしまいます。
会話のシーンで独り言のように台詞を喋ってたらおかしいですよね。
演劇の種類にもよりますが、演劇の台詞は掛け合いが主です。相手のしたいことを考える。そして相手を思いやった台詞を投げる。
これを身につければ演技力は格段に向上するでしょう。

ワンワードのコツ

誰でも簡単にと言いましたが、結構このゲーム奥が深い
やってる人同士が盛り上がるのは簡単ですが、もし観客役が居てその人たちを楽しませようと思ったらハードルはぐっとあがります。
「自分たちだけで楽しむ」から「観客を楽しませたい」に目的が変わった時、この5つのコツがためになるでしょう


1.否定しない
人はつい困難から逃げてしまいがちです
A「海に」
B「いこうと」
A「思ったが」
と否定的なニュアンスで物語が進むと、結局海に行かず物語は進まなくなってしまいます。
相手の台詞を否定せず乗っかりましょう。
「しかし」や「だが」をやめて「さらに」にしましょう
「しようと思って」は「した」と言い切ってしまいましょう
そうすれば物語はどこまでも転がり続けます


2.相手を王様だと思う
このゲームのコツというか、即興劇は前にも書いたとおり「相手のしたいことをする」が基本です。
相手を敬い、何がしたいのかを考えましょう。そして相手のしたいことをやりつつ、自分のしたいこともそこに乗っけていく。

また、相手も同じことを思っているはずです。相手は自分のことを王様だと思ってくれている。
だから「こういう展開にしたいけど嫌かな?」なんて不安になる事はありません。
安心して自分の言葉を相手に託しましょう。


3.一緒に動く
ワンワードは立ち位置は自由ですが一緒に動いても良いんです。
たとえば、「サーフィンをする」といえばその場でサーフボードに乗ってみる。高波に飲まれたらその場で飲まれてみる。
これをプレイしている二人は同じ1人の人間として動くわけですから同じ動作をします。

二人が同じ動作をすると、考えもシンクロしてきます。
高波に飲まれたら息が出来ないとか、焦るとか。
ただ立ったままだと感じることのできない感情を共有します。
すると、おのずと二人の息が合っていきます。


4.面白いことをしようとしない
即興劇でコレが一番大切かもしれません。
面白いことをしない。
即興劇でよくコメディをやろうとする人が居ます。おどけたりふざけたり
そんなことしなくても即興劇は「まじめにやればやるほど面白い」ものです。
ですから変にふざけず、まじめにやってみてください。真剣に。

そうすると、言葉のおかしさや前後の会話のつながりのなさが面白く、興味深いものになっていきます。
これはぜひ覚えておいてください。「笑わせてやろう」と思ってやったら、見てる人には気付かれます。
まじめな会話が破綻していくから面白い。それが奇跡的にかみ合うから感動する。
即興劇の醍醐味ですね。


5.自信を持って
最後は、自信を持って舞台に立ってください。
「私なんて面白くないから」なんて考えはやめましょう。
ただ楽しむ。そこに「自分なんて」って考えは必要ありません。

まとめ

いかがだったでしょうか。
なかなか言葉だけでは説明し辛い遊びですので、いつか動画でご紹介できたら良いなと思っております。
それについてはまたいつか。

即興劇はあまりメジャーな分野ではありませんが、そこから演技や演劇に活かせるものは多いです。どんどん取り入れていってください。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
お芝居がんばってください!